エルゴノミクスの分野のパイオニアであるドクター・ハーモン(Dr. Darrel Boyd Harmon)、さらにドクター・ピアス(Dr.John Pierce)や ドクター・グリンスパン(Dr. Steven Greenspan)などのオプトメトリストの研究では;
20〜23°の本の傾斜と「ハーモン距離」(The Harmon distance)(後述)と呼ばれる目と紙面の距離での読書や筆記で被検者の・・・
☆ 心拍数の低下
☆ 首、その他の筋肉の緊張緩和
☆ よりコンスタントで深い呼吸パターン
が確認されたのです。
この傾斜角度に対して視線を使うことにより、本の文字や書かれたテキストをより負担なく簡単に読めるようになり、ストレスの軽減と作業効率の向上が証明されました。
「ハーモン距離」(The Harmon distance)は、ドクター・ハーモンによって提唱された目と紙面までの距離。ドクター・ハーモンによれば、その人の
手の拳から肘までと同じ距離を、目と紙面までの距離とすることが、視覚的に一番理想と考えられるのです。