見るトレ2 DVD    〜からだ編〜
 
　目と脳とからだの連動を促すトレーニングがアスリートの本来持っているスポーツ能力を引き出します。

　自分のからだの腕や足、胴体など、各パーツの動きの相互関係をよく理解できるようになることは、からだを動かすスポーツでは大変重要です。この見るトレ２ではもっとも基礎的で、おそらくもっとも重要なからだの動きをひとつずつわかりやすく紹介しています。しかし、「何故‘目のトレーニング’でからだの動きを？」と思われるかもしれませんね

　見るトレ１でトレーニングした眼球の動きや協調性、そしてイメージ力はとても重要です。 でも理想的なビジョンは眼球の動きだけですべてなし得るわけではありません。
　「見ることは、私たちが自分のからだをどう描き、どう操作していているかにも大きく関係するのです。私たちのからだの内面的な感覚を向上させることが、実はよりよく見える目をつくることにつながるのです。

　視覚のみならず、聴覚、味覚、嗅覚、触覚〜に加え、さらにふたつの「体性感覚（somatosensory）；前庭（=三半規管）（vestibular）と固有受容（proprioception）に関与する脳の統合活動が「見る」に影響します。よりよく見える目をつくる上で、統制のとれた「意味のある動き」をたくさんおこなうことは大変効果があるのです。その結果、さらに目の動きも向上し、また鋭い「内面的な目」〜インナービジョン〜を鍛えます。

　普通は成長と共に消失する乳幼児特有の「原始反射」。しかしこの反射がうまく抑制されず残ってしまうケースがあります。するとスポーツをする上でも大きなマイナスとなり、練習してもなかなか伸びない、つまらないミスが多い、試合で力が発揮できていない、などといったことが起こる可能性があります。また学業でも遅れをとる原因となることもあります。
　原始反射は脳の障害ではありません。見るトレ２でご紹介するようなトレーニングを繰り返しおこなうことにより、年齢に関係なくこの原始反射が抑制され、スムーズな動きができるからだ作りを促します。

　これらのトレーニングはアスリートばかりでなく、子どもから大人までどんな方にでも身につけていただきたいものばかりです。本をもっと早く読めるようになりたい、勉強や仕事の効率を上げたい、安全に車の運転をしたい、ゴルフのスコアを上げたいといった方々やパソコンなどで普段目を酷使する人にも非常に有効です。

・イントロダクション